個人でのお金の貸し借りが良くない理由

仲が良いからこそ見直す、個人同士でのお金の貸し借りの危険性とは?

お金は人の関係を容易に壊す

恐らく、私たちは誰に習ったかも曖昧なくらいの頃から『誰か個人とのお金のやり取りは良くない』と漠然と思っているでしょう。これが教わったものなのか、或いはお金という存在は習うまでも無く大きなものだと気付くのかは本人しか分からないかもしれませんが、少なくともお金の貸し借りが良い事では無いと思っている人は多いです。

そのイメージがそのままカードローンなどの金融商品にまで及んでいるのは問題です。そもそもお金を借りるという事が完全に間違っているとしたら金融業界自体が成り立っていないだろうし、業者側からすればそれが国に認められた仕事なので、利用するのも法的になんら問題がありません。

むしろ個人間での貸し借りの方が問題なのを知らないと、思わぬお金のトラブルに巻き込まれます。そうしたトラブル回避のためにもカードローンは有用であると知るべきなのです。

個人間でのお金の貸し借りが何故危険?

親しい間柄の家族や友人となると所有物を共有したりするのは珍しい事ではありませんし、交流から考えるとそれは有意義な事だとは思います。しかしそれがお金にまで及んでしまうと、大きな問題が発生します。

個人でお金をやり取りする場合、カードローンと違って明確なルールはありません。金利なども取らないという場合が多く、返済ペースなども相談の上では全くの制限が発生しないと言ってもいいでしょう。ここだけ見ればいいことばかりなのですが、それこそが落とし穴なのです。

ルールがないと問題は逆に発生しやすくなる

ルールがないというのは、実は褒められたことではありません。だからといって親しい相手から金利を取ったり返済の催促をするのも気が引ける…というのは分かりますが、結論で言えば貸し借りはしないのが一番良いのです。

カードローンであれば利用規約という明確な決まりがあり、それに違反すれば様々なリスクがありますが、要は借りたら返せば問題ありません。それは個人間でも同じに思えるのですが、そうした明確な決まりも法的な効力を発生させる事も難しく、それが後々のトラブルになります。

例えば借りた側が完済したとしても、貸した側がまだと言えば?個人同士でも簡単な借用書を作ったりもできますが、それは法的な力を持つには少々難があるとしか言えません。それにルールという縛りがないと返済がついつい滞りがちになってしまったりという事も多く、常にトラブルが発生しやすい関係が構築されているのです。

仲が良ければ良いほどお金のやり取りをしない

仲が良ければ良いほど困った時に助けてあげたくなるのは尊いのですが、そこにお金が絡むと往々にして優劣や上下関係、不信が生まれやすくなります。そのまま良好な関係を築くのは至難の業ですので、初めから貸さないのは鉄則と言えるでしょう。

借り入れを無理に進めるつもりもありませんが、カードローンなどは相手も商売でルールと利益があるので、借りて返す以上の事はする必要も気遣いも必要ありません。それがどれだけ大きな意味を持つか、今一度全ての方に考えていただきたいですね。