有名企業を偽る違法業者の手口

違法業者の悪質な手口の一つ

闇金融などの違法業者の手口というのは多種多様で、私達には都合の悪い形で日進月歩しています。そのせいで「自分は闇金融の手口を知っているから大丈夫」と断言出来る事はなく、現行の手口の理解に加えて、おかしいと思う部分を疑える冷静さも必要とされてきます。
（⇒違法業者である闇金融の手口とは）

時に露骨な手段を取る事もあれば、非常に巧妙な手段で私達を騙していくのが違法業者です。その差があるからこそ騙される人は後を絶たず、被害者が出てくる要因となっています。こちらからコンタクトを取らないとなかなか縁がない相手ではありますが、一時のミスで間違って接触してしまう可能性も無いとは言い切れません。だからこそ、借り入れに関して用心深さが必要です。

そして違法業者の中でも特に巧妙かつ悪質な手口として『いかにも有名企業と同系列の会社を装う』手口というのがあります。その手段を知識として知っておくだけで油断しにくくなると思いますので、是非覚えておいて下さい。

大手を装う違法業者の悪質な手口

大手企業と言えば、一つの分野だけでなく様々な業務に携わっている事が珍しくもありません。製造業から販売、さらには住宅など全容が掴めないレベルで展開しています。私達がよく目にしている企業というのも、調べていると意外な分野に進出していたりします。

そしてその分野の中に金融が混じっている事もあります。豊富な資金と堅実なブランドとして人気の借り入れ先になることも珍しくありませんが、そこが違法業者の目に止まってしまったわけなのです。そう、全く関係のない会社名でもさながら『大手企業が関わっている金融業者』のように見せかけるのです。

大手企業でも聞いたことのない業者はまず調べよう

大手企業の名前というのは前述した通り一種のブランドであり、その名前というのは安心を意味します。「この大手企業が営業しているなら…」と本当なら金融関連の業務を行なっていない架空の、事実関係の無い違法業者に騙されて借りてしまうのです。

これの対策に関しては、とにかく『借りる前に調べる事』です。有名企業が営業している金融業者なら必ずテレビCMや電車での広告など、人目につく展開をしている事がほとんどであり、気付いたら何となく聞いたことがあるという状態になるのも珍しくありません。そんな中『有名企業なのに聞いたことも無い借り入れ先』というのは大変怪しいですね。こちらから接触する前に検索をしたり該当の親会社に問い合わせてみたりなど、迷わず申し込む事だけは避けましょう。

大手企業の名前に騙されないで

考えれば考えるほど狡猾で周到な手段ではありますが、おかしいと思う部分もないわけではありません。これらに気付くには冷静さと正しい知識が必要であり、安易に申し込まない用心深さも身に付けておく必要があります。

同様の手段でなくとも、このような綿密で悪質な手段があることも知っておけば、今後の用心深さに繋がるので、頭の片隅にでも記憶しておいてくださいね。