総量規制に関係しない銀行カードローン

制限の無い借り入れ

一昔前の借り入れというのは限度額という感覚も曖昧で、バブルという背景があってお金を湯水のように貸し出していました。その結果としてサラ金などで大量の破産者を生み出し、借り入れには制限とより厳しいルールが必要という見解になりました。
（⇒消費者金融とサラ金は別物？）

その制限として生み出された決まりが総量規制です。この総量規制というのは年収に応じて借入限度額を決めるというルールで、決められた値からオーバーしていればそれを越えて貸付を受ける事はできません。一つの限度額ではなく、自分が所持している借り入れ全ての合計となります。

総量規制があって借り入れによる破産が防がれている部分もありますが「返せないわけじゃないし、あと少し足りないのに総量規制に引っかかった…」という場合も考えられます。決まりは決まりですので破る事は許されませんが、何も手段がないわけではありません。

総量規制に引っかからない借り入れ

実は銀行からの融資は総量規制の対象外というのはご存知でしたか？実際そうでもないと企業からの設備投資のような多額の借り入れは融通できませんし、やはり総量規制を守ってばかりではまかり通らない部分もあるのです。

そして銀行からの借り入れという事で、銀行カードローンも総量規制の対象から外されています。銀行のカードローンの人気の一因というのは、こうした制限無しの強みがあってこその部分もあるのでしょう。

銀行でまとめてしまうのも良い

基本的に総量規制を意識して銀行から借りるのなら「あと少し足りないから」という場合が多いと思われますが、おまとめローンなどを検討している場合でもやはり銀行は頼りになります。
（⇒複数の借り入れを一つにまとめて楽にしよう）

総量規制のせいでもう借りれないから返済がどうにもならない…という方もいらっしゃるかもしれませんが、それならこれ以上借り入れを作らずに、銀行に全ての借り入れをまとめてもらうように相談してみましょう。複数の借り入れは増えれば増えるほど面倒になるのは明白で、総量規制の制限を受けない銀行ならその全てをまとめて返済してもらい、一本化する事もできます。おまとめするにしても審査が要りますが、多重債務に悩んでいる方なら相談してみましょう。

総量規制の制限がないと様々な可能性がある

消費者金融に比べてもっぱら人気がある銀行カードローンですが、総量規制にならないという点だけで見ても無視できないほどの存在感が分かりますね。そもそもそこまで借り入れが必要な状態というのが不安材料ですが、それでも制限なしというのは見逃せません。

総量規制が無いという事は想像以上に頼りになるという事ですので、まさかの時に備えて頭の片隅にでも置いておき、必要な時には思い出してみましょう。