ニートになってからはカードローンを借りる審査が通らなくなった
三重県在住 N.Eさん(22歳)
大学を中退してからニートになったんだが、その時はかなり苦しかった。勉強もしないで家でごろごろしているだけなら楽だろうと思う人もいるかもしれないが、ニートにはニートの苦しさというものがあるのだ。
いくつか苦しさがあるが、その苦しさの一つが外からの目だ。母親も父親もニートの俺に対する世間からの目を気にしていた。本人としては全然気にならないし、むしろちょっとだけ休んでいるようなものなんだから、気にしなくていいのにと思っていたくらいだ。ただ、母親や父親の行動を考えると、辛かった。
また、カードローンの審査などが受けられなくなったのもきつかった。なんせニートは働いていないわけだからお金がない。アルバイトなどをすればいいのだが、そうするとニートではなくフリーターになる。結局無職という扱いなので、なかなか審査は通らなかった。
特にカードローン以外でも審査が通らないものが多くてびっくりした。例えばクレジットカードを作ろうとしたら、無職だから無理と断られたこともある。カードローン以外にもこんなにも断られるのか!と思った。他にもホテルに泊まるときに「無職」と書いたりするのが、恥ずかしかった。
というようにかなりいろいろな世間の目を気にしてしまっていたらニートなんて務まらない。今では普通に働いているが、もし本当にニートでいるならば、俺のような小心者では無理だろう。誰からの注意も世間的な目も気にしない鉄のハートが必要だと思う。
まぁそこまでの人間であれば、なぜ働かないでニートをしているのか?と逆に気になるが。なぜならそれだけの打たれ強さを持っているんだったら、ニートをしなくてもたくさんの職があるからだ。今は特に人材不足だし、ニート出会っても雇ってくれるところはたくさんあるので、飛び出してみたらいいのにと思う。